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拝啓 ここに来てくれたあなたへ

今、あなたは苦しみ悶えているのでしょうか。
誰も理解してくれない、誰も理解できない孤独な苦しみを抱えて、とっくに壊れてしまった心を何とか保っているのでしょうか。

今、あなたは安全な場所にいますか?
もしかしたら、あなたは屋上の風に吹かれているかもしれません。フェンスを越えたかもしれません。ハングマンズノットに結ばれた紐の前にいるかもしれません。腕から血が流れているかもしれませんし、空になった眠剤のシートとストゼロの空き缶が転がっているかもしれません。

もし今すぐにあなたのそばに行けたなら、どんなにいいでしょうか。
「独りじゃないよ」という言葉で伝えたとしても、傷だらけの心には届かないかもしれませんが、それでもあなたに伝えたいのです。

私の数少ない友人が1人、また1人とこの世を去っていくたびに、私はこの現状を変えなければならないという使命感に駆られました。

きっとこれは綺麗事に聞こえるかもしれませんね。「ならば今直ぐ救ってよ」と聞こえてくるように思います。私も今すぐにあなたを救えないことが本当に悔しいです。力不足で申し訳ありません。

私自身も過去、同じように「誰も私を救ってくれないのに、分かったようなことを言うな」と、心を閉ざしていたことがあります。誰かに裏切られることが、怖かったのです。

あなたがこのメッセージを読んでくれただけでも、私はとても嬉しいです。本当にありがとう。もしよければ、問い合わせ欄から今の悲痛な苦しみを届けてください。私は必ず受け止め、あなたに返信をします。今はこれくらいしかできませんが、どうか許してください。
近い将来、必ずもっと大きな活動を通じて、あなたが穏やかに暮らせる社会をつくります。

最後に、わがままを聞いてもらえたら嬉しいです。 心に手を当てて、「えらい、頑張りすぎだね、私」と、そっと唱えて深呼吸をしてみてください。
いつか、あなたの隣に立ち、抱きしめ合い、笑い合える日が来たら、あなたの人生を聴かせてください。

またお逢いできる日を、心から願っております。

荒原有紀の署名
荒原有紀のプロフィール画像

Lfab代表

荒原あらはら有紀ゆき

「あっぴー」の愛称で呼ばれている。
自身も様々な病気を抱えて生きている。
症状が酷い時期には救急搬送が続いた。
生きがいは、ぬいぐるみ(家族)と会話することと、
ジェットコースターに乗ることと、
希死念慮のある人の話を聞いて共感すること。